落合陽一「日本再興戦略」
落合陽一の新刊「日本再興戦略」を読み終えた。
簡単にいうと落合陽一の説明書だ
様々なメディアで様々な持論を披露しているが、大体のことは意味不明である。その意味不明な言論を無知な人でもわかるように丁寧に詳しく説明したのが本作であると言える。
特に印象的であったのは
「アーティストというのは、人間が今まで蓄積してきた美の最大到達線をさらに更新しようとしている人たちです。博士というのは、人類がそれまで蓄積してきた知の領域をほんの少しだけ外に広げる人たちです。だからこそ、社会的価値がとても高いのですが、にほんでは そうした認識がありません。」
研究者という職業が社会にどういう影響をもたらすのか改めて考えることができた。
そのほかにも落合陽一が目指すリーダー像や研究者や会社経営から始まる日本のあるべき姿など、納得のいく内容が盛り沢山であった。
暴論や雑論もあり非常に面白い。
こういったビジネス書は自己啓発系が多いイメージだが、そんなことは無いなと読んだ後に思ったので落合陽一を知っている人は是非読んでほしい。
4月にも堀江さんとの共作もあるみたいなので楽しみにしたい。
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